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袋地(無道路地)は売れる?売却方法・相場・売れないときの現実的な対策を徹底解説
2025-12-15 2025-12-16

袋地(無道路地)は売れる?売却方法・相場・売れないときの現実的な対策を徹底解説

袋地(無道路地)は売れる?売却方法・相場・売れないときの現実的な対策を徹底解説

こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。
相続した土地や空き家の相談で意外と多いのが
「袋地(無道路地)だった」というケースです。

「家屋調査で“再建築できません”と言われた」

「売却しようとしたら“道路がないので難しい”と断られた」

「そもそも相場が分からない」

こうした悩みは非常に多く、
袋地は一般の土地とは全く違う売却難易度になります。

結論から言うと、

袋地でも売却は可能。ただし“売却先・売り方”が通常の土地と違う。
接道を確保できるかどうかで価値が大きく変わる。

この記事では、
袋地が売れにくい理由、
どのように売れるのか、
解決策や相場の考え方まで、
実務ベースでわかりやすく解説します。


 

1.袋地(無道路地)とは?

袋地とは、
幅4m以上の道路に接していないため、建物の建築・再建築ができない土地
のこと。

建築基準法上、道路に2m以上接していないと
建物を建てられない「接道義務」があるため、
袋地は原則として“建築不可”の扱いになります。

原因は次のようなケースが多いです。

昔の分筆で通路を確保しなかった

祖父母世代からの相続で権利が曖昧

私道所有者が失踪、承諾が得られない

旗竿地の竿部分が欠けてしまった

袋地は“不動産の中でも特に扱いが難しい土地”といえます。



                            

2.なぜ袋地は売れにくいのか

袋地が市場で敬遠される理由は明確です。

■ ① 建築ができない

買主の選択肢が圧倒的に減る。

■ ② 利用用途が限られる

駐車場や物置など、収益性が低い活用が中心。

■ ③ 換価価値が低く、ローンが組めない

担保価値が低いため、買主は現金購入する必要がある。

■ ④ 権利関係が複雑

通路の使用権、私道の承諾、相隣関係の問題が出やすい。

■ ⑤ 売却期間が非常に長くなることがある

一般市場では滅多に買手が見つからない。

袋地は“売れる条件が揃っていない”ことが多く、
売却には専門的な判断が必要です。



                      

3. 袋地の売却方法

袋地を売る方法は大きく4つに分かれます。

■ ① 隣地に売る(もっとも成立しやすい)

袋地は 隣地所有者が最有力の買主 です。
隣地を広げたい人にとっては価値が高い。

■ ② 持分や通路を買い足して“接道”を確保する

接道義務を満たせれば、袋地から“一般の宅地”として売れる状態に変わります。

方法の例:

私道の持分を購入

通行・掘削承諾を取得

隣地の一部を買い足す

接道を確保できれば価格は大幅に上がります。

■ ③ 買取業者に売る(スピード重視)

袋地専門の不動産買取業者は、
再整備して価値を上げるノウハウを持っています。

■ ④ 資材置き場・駐車場として運用

売却せず“活用”に切り替えるパターン。

袋地は“誰に売るか”が最重要ポイントです。

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4.袋地の相場はどう決まる?

袋地の価格は、一般的な宅地相場とは全く違う基準になります。

■ ● 一般相場の20〜40%になることが多い

建築不可のため価値が大きく下がる。

■ ● 接道確保できるかどうかで価値が変動

接道できれば相場に近い価格で売れる可能性も。

■ ● 隣地の“必要性”で相場が上がることがある

隣地がどうしても欲しい場合、
袋地が高額で売れるケースも実際にある。

袋地は “需要と可能性” の掛け算で価格が決まる特殊な土地 です。

5.売れないときの現実的な対策

袋地は市場に出しても簡単には売れません。
そのため次の対策が効果的です。

■ ① 隣地への売却交渉(最優先)

隣地所有者は袋地に最も価値を感じています。
まずはここから。

■ ② 接道の可能性を調査する

私道持分の確認

承諾書の取得

隣地の一部購入

接道が確保できれば“価値が一気に上がる”最重要ポイント。

■ ③ 買取業者に相談する

現金化を優先したい場合に最適。

■ ④ 賃貸・活用へ切り替える

収益化できれば“持つ選択肢”もあり。

袋地は対策の順番が非常に重要です。

◆千葉市で多い袋地の相談例

千葉市は私道が多く、袋地の相談が非常に多い地域です。

■ ● 私道所有者が不明で承諾が取れない

昭和期の開発で権利関係が混在するケース。

■ ● 隣地が買い取りに前向きで高値で成立

“用途にピッタリ”の場合は相場を超えることも。

■ ● 接道確保で価値が2倍以上に上がったケース

再建築可能へ転換できた例。

■ ● 長年の空き家で老朽化が進行

修繕負担が大きく売却が遅れる。

袋地は“個別事情がモロに価格へ影響する特殊な土地”です。
 

6.まとめ

袋地(無道路地)は
売れにくさ・価格の低さ・権利問題の複雑さ が特徴的です。

しかし、

隣地へ売る

接道確保を検討する

買取を使う

活用へ切り替える

この4つの選択肢を整理すれば、
最適な出口は必ず見つかります。

千葉市周辺で袋地の売却を検討している場合は、
接道の可能性・隣地の状況・権利関係まで確認するだけで
有利な売却ルートが見えてきますので、
不安があれば気軽に相談してください。


                  

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ページ作成日 2025-12-15

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