こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。
マイホーム購入で最初にぶつかる「最大の壁」がこれです。
「うちはいくらの家が買えるの?」
「年収◯◯万円だと予算はどれくらい?」
「ローンを組める額と、無理なく返せる額は違うよね?」
住宅購入は“勢い”ではなく、
最初の予算設定で成否がほぼ決まります。
結論として、
住宅ローンは“借りられる額”ではなく“返せる額”で決める。
そのためには年収→返済負担→生活費→将来の変化の順で考えることが必須。
この記事では、
年収別の購入予算の目安、月々の返済シミュレーション、
無理のない資金計画の作り方まで
実務ベースで丁寧に解説します。
1.マイホーム予算の決め方の基本
予算設定は次の4ステップで決まります。
■ ① 年収から「安全に返せる額」を想定
年収の25〜30%以内が理想ライン。
■ ② 月々返済額から逆算
生活費・教育費・車・老後資金を踏まえる。
■ ③ 頭金と諸費用を計算
中古は特に諸費用が大きい。
■ ④ 住宅ローン控除・補助金なども考慮
総支出をトータルで把握する。
この4つを押さえるだけで、
“買えるけど返せない家”を選ぶリスクが防げます。

2.年収別の購入可能額の目安
※変動金利0.5%・35年返済を参考に算出した目安です。
(あくまで一般値、生活スタイルにより変動)
■ 年収300万円
月々返済:6〜7万円が現実的
購入価格目安:2,000〜2,500万円
■ 年収400万円
月々返済:8〜9万円
購入価格目安:2,800〜3,500万円
■ 年収500万円
月々返済:10〜11万円
購入価格目安:3,500〜4,000万円台
■ 年収600万円
月々返済:12〜13万円
購入価格目安:4,000〜5,000万円台
■ 年収700〜800万円
月々返済:14〜16万円
購入価格目安:5,000〜6,000万円台
● ポイント
“審査に通る金額”はもっと高いことが多いですが、
無理なく返すためにはこれくらいが現実的。

3.無理のない返済額を考えるポイント
住宅ローンで後悔する人の多くは
“返済額の設定ミス”が原因です。
■ ① 家族構成と将来の教育費
子どもが増える・進学するタイミングで支出が跳ね上がる。
■ ② 車の買い替えサイクル
5〜7年ごとの大きな支出を忘れがち。
■ ③ 修繕費・固定資産税
戸建てもマンションも必ずかかるコスト。
■ ④ ボーナス返済に頼らない
景気・転職・業績で変動する可能性があるため危険。
■ ⑤ 変動金利は“金利上昇シナリオ”で試算
0.5% → 1% → 1.5%
この変化に耐えられる返済額かは必ずチェック。
今だけではなく、
“5年後・10年後の家計”をイメージすることがとても重要です。
4.金利によって“買える額”が大きく変わる
いまは歴史的に金利が低い状態です。
しかし少し上がるだけで返済額は変わります。
■ 金利0.5%→1.0%に上昇した場合
3,500万円借入でも月5,000〜7,000円ほど増加。
■ 金利1.5%になると
約1万円以上の増加もあり得る。
金利は将来の予算に大きく関わるため、
“余裕を持った借入額”にしておくのが鉄則です。

5.千葉市で予算設定するときの注意点
千葉市はエリアによって価格差が大きいため、
予算の考え方も変わります。
■ ● 美浜区
マンション価格が高め。
ファミリー層は予算ギリギリになりやすい。
■ ● 稲毛区
中古マンションの選択肢が豊富で調整しやすい。
■ ● 花見川区・若葉区
予算を抑えたい人が選びやすいが、
築古の修繕費は要チェック。
■ ● 中央区
戸建・マンションどちらも幅が広く、
資金計画の整理が重要。
“予算に合わせてエリアを選ぶ” のではなく、
“ライフスタイルに合うエリアから価格感を把握する”
この順番が失敗しない方法です。








