こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。不動産の買取は
「早く売れる」「確実に現金化できる」というメリットがある一方で、
悪質な業者によるトラブルも増えています。
実際の相談で多い声はこちら。
「最初に提示された金額から大幅に下げられた」
「急かされて契約してしまった」
「説明が適当で不信感しかない」
「相場より異常に安いけど理由がわからない」
結論から言うと、
悪質な業者は “情報の非対称性” を利用してくる。
見抜き方を知っていれば避けられる。
この記事では、
悪質な買取業者の典型的な手口、チェックすべきポイント、
そして安全に売るための方法を
実務ベースでわかりやすく解説します。
1.不動産買取の仕組みと基本
買取とは、
不動産会社が直接あなたの家・土地を買い取り、再販する仕組み のこと。
メリットは
早く売れる
確実に現金化できる
手間が少ない
ただし、
相場より安くなるのが普通 で、
そこに“業者の儲け”が入っています。
この構造を利用して、
悪質な方法で利益を上げようとする業者もいます。

2.悪質な買取業者の典型的な手口
実務で実際に遭遇しやすいものだけを厳選しています。
■ ① 高額な“釣り価格”を提示して契約直前に値引き
最も多い手口。
最初は高く言う
契約直前に「調査したら問題が…」と値下げ要求
売主は断りづらくなる心理を利用
■ ② 不安を煽って急かす
「今決めないと価格が下がります」
「すぐに書類ください」
「競合が動いています」
この圧をかけ、冷静に判断させない。
■ ③ 瑕疵(欠陥)を大げさに扱い値引き交渉
本来問題ないレベルでも
「重大な瑕疵です」と言って価格を下げようとする。
■ ④ 契約内容を曖昧にしたまま話を進める
契約書を直前まで見せない
条件説明が曖昧
重要事項を飛ばして進める
これは危険。
■ ⑤ 二重査定・後出し査定
現地査定後に再査定を理由に大幅値引き。
■ ⑥ 手付金を極端に低く設定
後で簡単にキャンセルできるようにし、
売主を拘束して価格を変えてくることも。

3.こんな業者は注意!見分け方のポイント
悪質かどうかは、次のチェックポイントですぐに判断できます。
■ ① 査定価格だけが異常に高い
高額提示 → 大幅値引き
の流れが最も危険。
■ ② 契約を急かす・日程を詰めてくる
冷静に判断させないことが目的。
■ ③ 説明が曖昧・回答が遅い
質問への回答が適当な業者は危険。
■ ④ 必要書類を早く要求しすぎる
焦らせて主導権を取りたいだけの可能性。
■ ⑤ 担当者が話を濁す
金額・期間・リスクを明確に言わない場合は要注意。
■ ⑥ 不動産会社なのに“買う理由”が説明できない
本当に買う気があるなら、再販計画や根拠は説明できるはず。
4.トラブルを避けるためにできること
悪質業者を避けるのは意外と簡単。
次の3つを徹底すればほぼ防げます。
■ ① 査定は複数取る
価格の平均値が見えるため、釣り価格を見抜きやすい。
■ ② 条件を書面で確認する
口頭説明だけで決めてはいけない。
■ ③ 仲介も含めて選択肢を比較する
“買取しか無理”と言われても、実際は仲介で売れるケースが多い。
● 補足
本当に良い買取業者は
説明が明確
査定根拠を示す
無理に急かさない
という共通点があります。

5.千葉市でよくある“買取トラブル”の傾向
千葉市の不動産市場では、
次のようなトラブルが目立ちます。
■ ● 築古マンションの“釣り価格”問題
最初に高く提示し、後出しで下げてくる。
■ ● 土地の擁壁問題を理由に過度な値引き要求
本来のリスク以上に値引きされることがある。
■ ● 相続物件の急かし売り
「相続税がかかる」「早くしないと損する」と煽られる。
■ ● 空き家の早期売却を急かす業者
危険性を誇張し、安値で買い叩くケースも。
千葉市は戸建・土地・中古マンションの流通が多いため、
買取業者の質も幅広いです。
業者の見極めが非常に重要になります。








