こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。
土地の売却相談で特に多いのがこの悩みです。
「土地が全然売れない…」
「問い合わせが一件も来ない」
「仲介では無理でも買取なら買ってくれる?」
「最終手段はある?」
結論から言うと、
売れない土地でも買い取る業者はあります。
ただし“どんな状態でもOK”ではなく、価格は仲介より下がりやすい。
そしてそもそも「売れない理由」には明確なパターンがあります。
この記事では、
売れない土地の特徴、買取という選択肢の現実、
その他の手放し方まで、実務ベースで徹底解説します。
1.売れない土地とはどんな土地?
土地が売れないのには、理由があります。
実務では次のどれかに当てはまるケースがほとんど。
■ ① 接道不良
家が建てられない or 再建築不可で需要が極端に低い。
■ ② 形が悪い(旗竿地・極端に細長い)
建築プランが限られ、買主が敬遠しやすい。
■ ③ 高低差・擁壁問題
造成費が高額になり、買主が引く。
■ ④ 土地が広すぎる or 狭すぎる
ニーズが極端に少ない。
■ ⑤ 境界が未確定
測量・確定に時間と費用がかかり売れにくい。
■ ⑥ ハザードリスクが高い
洪水・液状化・土砂災害などで敬遠される。
■ ⑦ 土地価格より解体費のほうが高い
古家ありのケースでよくあるパターン。
売れない土地には、必ず理由があります。
まずは原因の特定が必要です。

2.売れない土地でも買取業者は買うのか
結論は “買う場合もあるし、買わない場合もある”。
■ 買取業者が買う土地の条件
再販できる見込みがある
造成・整地のコストが読める
接道が確保できる or 解決の余地がある
市場ニーズに合うサイズに分割できる
買取は「プロの目線で価値を再構築できるか」で判断されます。
● 逆に、こんな土地は買いにくい
再建築不可
擁壁の安全性が不明
道路との高低差が大きすぎる
巨大造成が必要
登記関係が複雑
とはいえ、一般の買主よりは柔軟に対応してくれるのが買取業者の強み。

3.土地を買い取ってもらうメリット・デメリット
■ 【メリット】
① 売れるスピードが圧倒的に早い
最短数日〜1週間で現金化できる。
② 面倒な問題を業者側で処理してくれる
境界・解体・造成など、手間が軽減。
③ 仲介では売れにくい土地も売れる
特殊な土地はプロが引き取るほうが早い。
■ 【デメリット】
① 仲介より売却価格が下がる
相場の6〜8割程度が一般的。
② 現状のまま買うため業者側のリスクが価格に反映
擁壁・造成・地盤などのリスクが差し引かれる。
買取の本質は
「スピードと確実性を買う代わりに価格を下げる」
という取引です。
4.買取以外で土地を手放す方法
売れない土地でも、選択肢は買取だけではありません。
■ ① 解体して更地にして売る
古家付きより高く売れるケースが多い。
■ ② 分筆(分けて売る)
広すぎて売れない土地が、分けることで売れることがある。
■ ③ 隣地に売る
隣の土地所有者が買ってくれる場合は高確率で成立。
■ ④ 賃貸に出す(駐車場・資材置き場)
売れない時期の繋ぎとして有効。
■ ⑤ 相続放棄・寄付(万能ではない)
自治体の受け入れは厳しく、簡単ではない。
■ ⑥ 土地活用(太陽光・貸地など)
立地や条件によっては価値が見直される。
土地の価値は固定ではなく、
“使い方”によって変わります。

5.千葉市で“売れない土地”が増えている背景
千葉市では土地の売却で次の傾向が見られます。
■ ● 高低差の大きい土地が多い
造成費が高く、買主が手を出しにくい。
■ ● 境界が曖昧な古い住宅地
測量費が売主負担になるケースが多い。
■ ● 接道がギリギリで建築条件が厳しい
建築基準法の要件を満たさない土地もある。
■ ● 需要の弱いエリアでは“価格の下げ止まり”が起きる
仲介では決まらないが、買取なら成立する場合が多い。
千葉市は地形のクセが強いため、
土地の状態や周辺環境を正しく評価することが重要です。








