こんにちは、Re・maison（リ・メゾン）の梅田です。
マンション売却の相談で必ず聞かれるのがこの質問です。
「仲介手数料っていくら？」
「無料って広告を見たけど本当？」
「高い会社と安い会社で何が違う？」
結論から言うと、
仲介手数料は“成功報酬”。
売れた時だけ支払う費用で、相場も計算方法も法律で決まっています。
一方で、“無料”や“半額”をうたう会社もあるため、
仕組みを知らないと誤解しやすいのがこの分野。
この記事では、
仲介手数料の相場・計算方法・無料のカラクリ・注意点を、
マンション売却の実務を踏まえてわかりやすく解説します。
1.仲介手数料とは？
仲介手数料とは、
不動産会社が売主の代わりに“販売活動〜契約〜引き渡し”までを行うための報酬 のこと。
売却が成功しなければ支払う必要はありません。
いわゆる 「成功報酬」 です。
「売却活動の対価」ではなく、
“売れた結果” に対してのみ発生する費用
という点がポイントです。
2. 仲介手数料の相場・計算方法
仲介手数料の上限は法律（宅建業法）で決まっています。
一般的に使われている計算式はこれです。
2.仲介手数料の上限
売却価格 × 3％ + 6万円（＋消費税）
例えば、3,000万円のマンションなら
3,000万円 × 3％ ＋ 6万円 ＝ 96万円（＋税）
これが“相場”と言われる理由です。
※あくまで上限なので、
会社によって割引することもできます。
3.“無料・半額”のカラクリ
広告でよく見る
仲介手数料無料
半額です
というサービス。
仕組みを正しく知っておく必要があります。
■ 仲介手数料無料のパターン
売主側からは手数料を取らず、
買主側からのみ手数料を受け取る方式 が多いです。
（※不動産会社は両手取引で利益確保）
■ 実質的に他の費用で回収しているケースも
広告費・事務手数料などが高めに設定されているなど、
“別の名目で回収” していることも。
■ デメリット
売却戦略が単調になりやすい
広告活動が限定されることがある
売主の利益より「両手取引優先」になる危険性
無料だから悪いわけではありませんが、
“どこで利益を得ているのか” を確認することが大切です。
4.仲介手数料が発生するタイミング
仲介手数料は
売買契約が成立し、引き渡しまで完了したとき に支払います。
途中で販売活動だけ行っても、
売れなければ支払う必要はありません。
■ 支払いタイミングの例
契約時：半金
引き渡し時：残りの半金
会社によって異なりますが、このパターンが一般的です。
5. 手数料の高い・安い会社の違い
手数料は安いほど良いとは限りません。
実務では次のような差が生まれます。
■ 手数料が安い会社の傾向
広告・営業活動が最低限
人件費を抑えるため担当者の質が不安定
両手取引を狙い、買主の紹介を優先することがある
■ 手数料が相場通りの会社の傾向
販売戦略をしっかり組む
広告枠が充実
価格戦略・交渉力が強い
● 結果として
“最終的に手取り額が増えるかどうか” が一番重要 です。
仲介手数料が安くても、
売却価格が下がれば本末転倒。
逆に、手数料がかかっても高く売れれば手取りは増えます。
◆千葉市のマンション売却で注意すべき点
千葉市はエリアごとの価格差が大きく、
仲介会社の力量が結果に直結します。
■ ● 美浜区
人気エリアのため戦略次第で高値売却が可能。
■ ● 稲毛区
築年数の古いマンションでも需要あり。
“相場の見極め” が結果を左右する。
■ ● 中央区
物件数が多く競争が激しい。
戦略なしでは埋もれやすい。
■ ● 若葉区・花見川区
価格帯が幅広く、売却期間が長くなることもある。
手数料の安さよりも、
“戦略を持って売り出せる会社かどうか” が決め手になります。
6.まとめ
仲介手数料は
売却が成功したときに支払う成功報酬 であり、
相場は「売却価格 × 3％ + 6万円（＋税）」が上限です。
“無料・半額”のサービスは確かに存在しますが、
仕組みを理解せずに選ぶと、
思ったより売れない・手取りが減るといったケースもあります。
大切なのは、
仲介手数料そのものではなく、
“どう売るか？誰が売るか？”。
千葉市でマンション売却を検討しているなら、
価格の決め方・広告戦略・内覧対応など、
最終的に手取り額が最大になる方法を一緒に考えることができますので、
気軽に相談してください。
