こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。
マイホームを購入すると避けて通れないのが 「不動産取得税」。
普段はあまり聞かない税金なので、
いつ払うの?
通知は突然届く?
金額はどうやって決まる?
忘れたらどうなる?
こんな不安がよく寄せられます。
まず結論から言うと、
不動産取得税は“購入した翌年の数ヶ月後”に県から通知が届き、
納付期限は通知書到着からおおむね1〜2か月以内です。
この記事では、通知が届くタイミング、実際の支払い方法、軽減が受けられる条件まで、
初めてでも迷わないように分かりやすくまとめました。
1.不動産取得税とは?
不動産取得税は、
土地や建物を取得したときに“都道府県”へ支払う税金です。
取得とみなされるタイミングは
売買
贈与
相続(※一定のケース除く)
など。
最初の1回だけ発生する税金で、毎年支払う固定資産税とは別物です。

2.不動産取得税はいつ支払う?(通知時期と流れ)
ここが最も問い合わせが多いポイントです。
■ 結論:購入の半年〜1年後に届くのが一般的
不動産取得税は“すぐには届きません”。
理由は、
県が登記情報に基づいて計算するため、時間がかかるからです。
▼ 通知が届く時期の目安
土地を取得した場合:半年〜1年後
建物を取得した場合:入居の半年〜1年後
千葉県の場合も、この時期にほとんど収まります。
■ いつ払うの?
通知書に書かれている “納付期限まで” に支払います。
だいたい 到着から1〜2か月後 が期限です。
■ 支払い方法
銀行
コンビニ
クレジットカード(対応自治体の場合)
PayPay・LINE Pay(自治体による)

3.税額はどう決まる?(計算方法)
不動産取得税の計算は次の式で決まります。
課税標準額 × 税率(4%)= 税額
課税標準額とは、土地・建物の “固定資産税評価額” のことです。
ただし、住宅の場合は軽減措置が入り、実際の負担はかなり下がります。
4.軽減措置(受けられる人・条件)
不動産取得税で最も大事なのが 軽減措置。
知らないと“何十万円も損する”ことがあります。
■ 土地の軽減
45,000円の控除
一定条件で課税標準額を 1/2 に減額
■ 新築住宅の軽減
課税標準額を 1,200万円控除
■ 中古住宅の軽減
築年数や耐震基準適合の有無で控除が受けられる。
▼ よくある勘違い
「中古住宅は控除が少ない」
→ 実際は耐震の証明があれば大幅に軽減されるケースが多いです。
■ 軽減申告は“自分で手続きが必要”
通知書が届いた段階で、
軽減を受けるための申告が必要 です。
やらないと満額で計算されてしまうことがあります。
千葉県の場合は、県税事務所へ書類を提出します。

5.よくある失敗・注意点
不動産取得税は、一度きりの税金ですが、ミスが起きやすいポイントでもあります。
■ よくある失敗
① 通知が遅すぎて不安になる
半年や1年届かなくても普通のこと。慌てなくてOK。
② 軽減申告をし忘れて高額請求
最も多いミス。
中古住宅の場合は“耐震基準適合証明書”が鍵になります。
③ 評価額が予想より高くて驚く
建物の仕様・築年数によって評価が変わるため、事前予測が難しい。
④ ペアローンや共有名義で按分を忘れる
名義割合によって税額も分かれます。
⑤ 相続で取得した場合の勘違い
相続は不動産取得税がかからないケースが多い。
6.まとめ
不動産取得税は、購入してすぐに支払うものではなく、
登記情報が整理されたあとに県から通知が届く仕組みです。
土地・建物ともに 半年〜1年後に通知が届くのが一般的 で、
納付期限は通知書が到着してから1〜2か月以内。
また、住宅の場合は軽減措置が大きく、
正しく申告するだけで税額は大幅に減らせます。
通知が届くタイミングや軽減の考え方を理解しておくと、
購入後の資金計画が立てやすくなりますし、不安も減ります。
不動産取得税は一度きりの税金なので、落ち着いて対応すれば問題ありません。
千葉市周辺での購入・売却・住み替えの際にも、
こうした税金や購入後の手続きに不安があれば気軽に相談してみてください。
少しの知識があるだけで、支払いの見通しや資金繰りがぐっとラクになります。











