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固定資産税を滞納するとどうなる?差押えの流れ・リスク・払えないときの正しい対処法
2025-10-27 2025-12-01

固定資産税を滞納するとどうなる?差押えの流れ・リスク・払えないときの正しい対処法

固定資産税を滞納するとどうなる?差押えの流れ・リスク・払えないときの正しい対処法

こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。不動産を所有している以上、毎年必ず支払わなければならないのが「固定資産税」。
ただ、景気や収入の変化、予期せぬ出費などで「今年はどうしても払えない」という状況に陥る方も珍しくありません。

実は、固定資産税の滞納は“放置すると非常にリスクが大きい”税金です。
最終的には、給与・銀行口座・不動産そのものが差し押さえられる可能性があります。

この記事では、不動産業界で長く現場に携わってきたRe・maisonの視点から、

・滞納すると何が起きるのか
・差押えまでの具体的な流れ
・延滞金はどれくらいになるのか
・払えない時の正しい対処法
・売却で解決できるケース
・やってはいけない行動

まで、徹底的にわかりやすく解説します。

放置が最も危険です。
この記事で“いま取るべき行動”を整理していただければと思います。


 

1.固定資産税を滞納するとどうなる?時系列でわかる流れ

まずは、滞納した場合に何が起こるのかを整理しておきましょう。

結論
固定資産税を滞納すると、次のようなステップで処分が進んでいきます。

【滞納の流れ(一般的なケース)】

① 督促状が届く

② 延滞金が発生する

③ 財産調査(銀行口座・勤務先・不動産)

④ 給与・銀行口座・不動産などの差押え

⑤ 不動産が公売(競売)にかけられる

ここからさらに詳しく解説します。

ステップ① 督促状が届く

納期限から1日でも遅れると、自治体は納税者に督促状を送付します。

ポイント
・督促状が来た時点では、まだ“交渉できる余地”があります
・自治体に相談すれば分納(分割払い)が可能なことも多い

ただし、放置すると次のステップに進みます。

ステップ② 延滞金が発生する

固定資産税を滞納すると「延滞金」が追加されていきます。

延滞金は意外と高く、
延滞期間に応じて年率 7.3% または 14.6%
が適用されるケースもあります。

滞納期間が長くなるほど金額は膨らむため、ここで動くのが理想です。

ステップ③ 財産調査が始まる

自治体は滞納が続くと、以下の財産の調査を開始します。

・銀行口座
・給与
・不動産
・自動車
・生命保険
・株式・投資信託

調査といっても、納税者に通知はありません。

「突然、口座が凍結された」
「ある日いきなり給与の天引きが始まった」

というケースは、この財産調査が完了している状態です。

ステップ④ 差押えが実行される

調査の後、差押えが行われます。

差押えの対象

・銀行口座
・給与(最大で手取りの50%)
・不動産(土地・建物・マンション)
・家財(価値の高いもの)

不動産の差押えは非常に重く、
登記簿に「差押」と記録されるため、売却・住み替え・借入が一切できなくなります。

ステップ⑤ 公売(競売)にかけられる

差押えの後も滞納が解消されなければ、自治体による「公売」が行われます。

競売とは違い、自治体主導で市場より低い価格で売却されることが多く、
最も避けなければならない状態です。

・市場価格の半額以下で売られる
・ローンが残っている場合は債務だけが残る
・信用情報へのダメージも大きい

公売まで行くと、生活が大きく破綻します。


                            

2.【重要】固定資産税を払えないときの正しい対処法

「払えない」状況は恥ずかしいことでも特別なことでもありません。
Re・maisonでも相談を受けることは珍しくありません。

やるべきことは次の3つです。

① 自治体に“必ず”相談する(分納ができる)

自治体は相談すれば柔軟に対応してくれます。

・分割払い
・支払期限の延長
・生活状況のヒアリング

放置だけが最悪の選択肢です。

② 延滞金を最優先で支払う

延滞金はどんどん増えます。
複数の税を滞納している場合は「金利の高い順」に支払うのが鉄則。

③ 収入改善が難しいなら“売却”も選択肢にする

すでに生活が厳しい状態では、家を維持できないケースもあります。

売却で解決できれば
・固定資産税の負担から解放
・延滞金のストップ
・残った資金で生活再建
が可能です。

固定資産税を滞納しているお客様の中には、
「もっと早く売却しておけばよかった」
と後悔される方も少なくありません。



                      

3.固定資産税滞納で“やってはいけない”行動

これは本当に危険です。

・督促状を無視する

負債が増えるだけでメリットはゼロ。

・消費者金融で借りて支払う

返済不能の悪循環に陥ります。

・不動産を勝手に贈与・名義変更する

自治体が取消し処分を行い、結局差押えになります。

・延滞金を後回しにする

雪だるま式に膨らむので絶対にNG。

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4.固定資産税を滞納した不動産は売却できる?

結論
差押え前なら売却は可能です。

差押え後でも、
「差押解除の交渉」と「完納計画の提出」によって売却できるケースがあります。

ただし、専門的な手続きが必要なため、
不動産会社ではなく、**“滞納案件に強い不動産会社”**に相談する必要があります。

Re・maisonでも、実際に滞納案件の売却サポートを行っています。


5.まとめ|固定資産税の滞納は“早期対応”がすべて

固定資産税は、
「滞納=すぐ差押え」ではありませんが、
放置すれば必ず差押えに向かって進んでいきます。

大切なのは次の3つです。

・放置しない
・自治体に早く相談する
・無理なら売却で生活を立て直す

固定資産税の滞納は、誰にでも起こり得る問題です。
1人で抱え込まず、早めに専門家へ相談することで確実に解決できます。

もし
「差押え通知が来てしまった」
「もう支払えないかもしれない」
「このまま住み続けるのが難しい」
と感じているなら、Re・maisonでも相談をお受けしています。

状況整理から最適な解決策まで、誠実にご提案いたします。


                  

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ページ作成日 2025-10-27

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