こんにちは。Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。
「まだ数年しか経っていないのに、家を売りたい」
「転勤や離婚、ローンが厳しい…どうすれば損を減らせる?」
「新築なのに、売ると大きな損失が出るって本当?」
この相談、本当に多いです。
特にここ数年はローン返済の負担増・相場上昇・転職やライフプランの変化など、購入後すぐに手放すケースが増えています。
結論からお伝えすると、
新築を短期間で売ると、基本的には“損”が出ます。
ただし、売り方と戦略次第で損失を最小限に抑えることは可能です。
この記事では、不動産仲介の現場で数百件以上の売却相談を受けてきた私が、
「買ってすぐ売るときの損失の理由」から「可能な限り損を減らす方法」まで、正直に解説します。
1.なぜ“買ったばかりの家”を売ると損が出やすいのか
理由1|“新築プレミアム”が一瞬で消える
新築物件には、販売時の価格に「新築ブランド料」が上乗せされています。
しかし購入した瞬間、売却時は新築ではなく中古扱いになるため、このプレミアムが一気に消えます。
一般的に、
新築購入 → 売却価格が1割〜2割落ちる
これは普通に起こります。
理由2|諸費用が戻らない
新築購入時に支払った以下の費用は、売却時に返ってきません。
・仲介手数料
・登記費用
・火災保険
・ローン手数料
・新築オプション費用
・外構工事費
特にローン事務手数料と保証料は大きいです。
理由3|ローン残債が重くのしかかる
購入後数年は、毎月返済額の大半が「利息」に充てられています。
元本がほとんど減っていないため、売却額よりローン残高が多く、差額を現金で補填する“オーバーローン”になるケースが多いです。

2.損を最小限にするための“現実的な戦略”とは
戦略1|まずは“正しい査定”をとること
この段階で最も危険なのが、
・高額査定に釣られる
・1社だけの査定で判断する
です。
新築から数年以内の物件は、相場を正確に見極められる担当者でないと、査定価格がブレます。
Re・maisonでは以下を必ずチェックします。
・直近の成約事例(過去90日以内)
・建物の状態
・エリアの購入層の動き
・金利の影響
・周辺の売り出し競合
・管理状況・周辺環境
まずは 正確な“売れる価格” を把握することが最優先です。
戦略2|ローン残債の確認と、収支のシミュレーション
売却時に必要なのは、
売却価格 - ローン残高 - 諸費用
この“手取り額”を明確にすること。
オーバーローンになる場合は以下の選択肢があります。
・自己資金で補填
・親族からの贈与
・住み替えローンを利用する
・売却後に残債を無担保ローンで借り換える(要審査)
無理をせず現実的なプランを作ることが大切です。
戦略3|売却前に“できるだけ価値を高める”
新築に近いほど買手の競争が少ないため、内覧の印象が成約率に直結します。
ポイントは以下です。
・ハウスクリーニングを行う
・家具配置を整えてモデルルーム化
・設備保証や点検記録を提出
・壁紙やフローリングの簡易補修
この数万円の投資が、売却価格に数十万円以上返ってくることもあります。
戦略4|売却と同時に“購入希望者の導線”を意識する
新築から3〜5年以内の物件は「中古の中でも人気枠」です。
そのため、戦略的に広告すれば買い手はつきやすくなります。
Re・maisonが重視しているのは次の3つ。
写真の質
物件ページのライティング
内覧導線の最適化
「同じ物件でも、どの会社が売るかで売却額が変わる」
これは現場ではよくある話です。
戦略5|売り急がず、相場の波を利用する
新築売却の損失を最小限にする最大のポイントは、
急いで安売りしないこと。
以下のタイミングは売れやすく、価格も落ちにくいです。
・転勤辞令が出る1〜3月
・子育て世帯が動く7〜10月
・金利が安定している時期
・周辺エリアでの供給が少ない時期
最適な時期を狙うだけで、50万〜200万円ほど変わることもあります。

3.新築売却で“やってはいけない”3つの行動
①安易に買取に出す
早く売れるが、相場より200万〜500万円下がるのが普通。
時間に余裕がある場合は避けるべきです。
②修繕せずそのまま売る
「少しの汚れだからそのままでも大丈夫」
これは危険です。
第一印象が悪いと、売却価格が大幅に下がります。
③不動産会社任せにする
価格だけで決めると、見事に失敗します。
大切なのは、
・担当者が売却に強いか
・エリアの成約データを持っているか
・写真や広告の質が高いか
です。
4.Re・maisonが“新築売却”を得意とする理由
千葉市専門でデータ量が圧倒的
売れる導線を知り尽くしている
資金計画・残債整理を得意としている
内覧前の仕上げ方が的確
「売るべきか、売らないべきか」も正直に伝える
売却は、ただ価格を出せばいい仕事ではありません。
“どう売るか”
“どの順番で進めるか”
“どの戦略で価値を最大化するか”
ここが最も重要です。











