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親族間売買はむずかしい?後悔しないための全ポイントをプロが徹底解説
2025-10-06 2025-12-01

親族間売買はむずかしい?後悔しないための全ポイントをプロが徹底解説

住宅ローンが残っていても家は売れる?正しい知識と後悔しないための全ポイント

こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。親が高齢になってきた、実家をどうするか迷っている、相続の準備として名義を整理しておきたい。
こうした理由で「親族間売買」を検討する方が増えています。

しかし実際には、
・住宅ローンが通らない
・買ったあとに税金トラブルになる
・親族の関係が悪化する
など、一般の売買よりもハードルが高い取引です。

この記事では、親族間売買を成功させるために必要な知識と注意点を、Re・maison流にまとめてお伝えします。


 

1.親族間売買とは

親族同士で不動産を売買することを「親族間売買」と言います。

対象は以下の範囲のことが多いです。
・親、子
・兄弟、姉妹
・祖父母、孫
・叔父、叔母、甥、姪

一見シンプルな取引に見えますが、一般の売買とは違うルールが多いため、慎重な進め方が必要です。



                            

2.親族間売買が難しいと言われる理由

大きく3つの理由があります。

① 住宅ローン審査が厳しい

一般の売買より明らかに通りにくい。

② 税金リスクが大きい

価格設定を誤ると「贈与」と見なされ、数百万円の税額になることも。

③ トラブルが起きやすい

親族同士だからこそ「言った・言わない」「聞いてない」が起きやすい。

◆住宅ローンが通りにくい理由

親族間売買でローンが通りにくい本質的な理由はこれです。

金融機関が「本当に売買なのか?」を疑うから。

親が子に安く渡す、兄が弟に格安で売る、こうしたケースでは、実質的に“贈与”なのでは?という疑いが生じます。

銀行が特にチェックするのが以下の3つ。

● 売買価格が適正か

相場より大幅に安い → みなし贈与の可能性。

● 所有権移転の目的は何か

相続対策?債務整理?住宅ローンの肩代わり?
理由によっては融資不可。

● 売買後も親が住み続けるケース

親→子への名義移転で、形式的な売買と判断されることがある。

通りやすい銀行はあるのか?

あります。しかし、
・地域金融機関
・信用金庫
・親族間売買に理解のある金融機関
に限られます。

大手銀行はほとんどが不可です。

Re・maisonでは、親族間売買に対応できる銀行リストを持っていますので、相談いただければ提案できます。


                      

3.税金の落とし穴(贈与税・相続税・みなし贈与)

親族間売買で最もトラブルが多いのが税金です。

■ 適正価格で売買しないと「贈与」と見なされる

例:
相場 3,000万円
売買価格 1,000万円
差額 2,000万円 → 贈与扱いになる可能性あり

贈与税は最大55%。
高額になりがちなので要注意。

■ 住宅ローン控除が使えないケースがある

親族間売買では、控除の対象外になる場合もあります。

■ 親が住み続ける場合はさらに注意

税務署は、
「実質的には贈与でしょ?」
と判断しやすいです。

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4.親族間売買に向いているケース

以下のようなケースは、親族間売買が有効です。

● 親の住宅ローンが残っていて返済が厳しい

子が買い取ることで家を維持できる。

● 兄弟間の相続トラブルを避けたい

生前に名義整理してしまう。

● 親の施設入居に合わせて住まいを整理したい

売却ではなく子が買い取ることで、実家を残せる。

● 実家を解体せず残したい

買い取ることで将来の判断を自分でできる。



5.避けた方がいいケース

以下はリスクが高いケースです。

× 格安で買いたい

税務署・銀行がNGを出します。

× 親の借金整理を目的に名義だけ変えたい

銀行はほぼ100%通しません。

× 兄弟の了承が得られていない

後々のトラブルの原因になります。

◆後悔しないための手順

Re・maisonがおすすめする、失敗しない進め方がこちら。

STEP1:適正価格の査定

親族間売買では「相場価格」が絶対の基準。

STEP2:売買目的の明確化

税務署・金融機関はここを見る。

STEP3:対応可能な銀行の選定

通る銀行を最初から選ぶのが鉄則。

STEP4:契約書・重要事項説明を一般売買同様に作成

親族相手こそ、プロの手続きが必要。

STEP5:税理士によるチェック(必須)

贈与税・登録免許税・譲渡所得税など
後から大きな問題になるため、事前確認が重要。

STEP6:決済・引き渡し

一般の売買と同じ流れで進める。

6.まとめ|親族間売買は“プロ選び”で決まる

親族間売買は、
通常の売却よりも圧倒的に難易度が高い取引です。

・住宅ローン
・税金
・相場
・相続
・家族関係

このすべてを理解して扱える業者でなければ、失敗します。

不安がある方、進め方が分からない方は、いつでも相談してください。

Re・maisonでは、
・金融機関の選定
・税理士との連携
・適正価格の査定
・親族同士の調整
まで一貫してサポートしています。


                  

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ページ作成日 2025-10-06

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