こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。今回は、千葉で15年の現場経験からわかるリアルなメリット・デメリットについて、 マンションから戸建てへの住み替えを検討中の方に向け、千葉エリア専門のRe・maisonが「本当に失敗しないための判断基準」を徹底解説。メリット・デメリット、費用、スケジュール、資金計画まで“現場で起きているリアル”をお伝えします。
1.いま“マンション→戸建て”の住み替えが増えている理由
千葉市で売買仲介をしていると、ここ数年「マンションから戸建てへ住み替えたい」という相談がさらに増えてきました。
よくある理由は次の通りです。
子どもが走れる広い空間がほしい
ペットが伸び伸び暮らせる環境にしたい
隣や下階への「音のストレス」から解放されたい
駐車場代・管理費・修繕積立金の負担が重い
将来の修繕費値上げが心配(特に築20年超のマンション)
千葉市内では、マンションの修繕積立金値上げが増えており、 「このまま住むより戸建てに買い替えたほうがいいのでは?」 と考える方が増えているのが、実際のところです。
しかし、戸建てに住み替えればすべて解決するわけではありません。
そして「勢いで決めて失敗する」ケースが多いのも事実。 そこでまず、「戸建てへ住み替えるメリット」から整理していきます。

2.マンションから戸建てに住み替えるメリット
① 音ストレスの解消・プライバシー確保
●マンション住まいの方が最も多く挙げるのが「音問題」。
●子どもが走る音
●隣室の生活音
●上階の物音
マンションは構造上、どうしても音の課題が出ます。
戸建てなら上下左右への配慮は最小限で済み、精神的ストレスも激減します。
② 生活動線の自由度が高い
戸建ては
●駐車場が家の目の前
●ベビーカー・荷物の出し入れがラク
●屋外スペースを自由に活用できる
など、“子育て世代”との相性は抜群です。
③ 自分のペースで修繕できる
マンションは修繕工事のタイミングが「管理組合の都合」に左右されます。
一方、戸建ては
屋根・外壁・設備・室内リフォーム
すべて自分の判断で進められます。
「自分の家は、自分のペースでメンテしたい」
これは戸建てなら叶います。
④ 土地としての資産性が期待できる
マンションは「建物の価値」が時間とともに下がります。
戸建て物件は「建物価値は下がるが、土地は資産として残る」。
千葉市では、駅徒歩10分以内の土地は今後も需要が高いエリアが多く、
戸建ては“土地”という唯一無二の資産になります。

3.戸建てへの住み替えで気をつけるべきデメリット
① 修繕費はすべて自己負担
マンションは月々の管理費・修繕積立金で維持されますが、
戸建ては「将来自分でお金を貯めて修繕する」必要があります。
一般的な修繕費目安
●外壁・屋根塗装(10〜15年ごと):100〜150万円
●給湯器交換:15〜25万円
●トイレ交換:15〜30万円
●キッチン交換:80〜150万円
「維持費はマンションのほうが楽」というのは事実です。
② 防犯はマンションより弱い
マンションの強みは
●オートロック
●防犯カメラ
●共用部分での目がある
など防犯性の高さ。
戸建てはどうしても侵入しやすいため、
後付けで防犯対策が必要になるケースが多いです。
③ ゴミ出しなど“生活コスト”の増加
マンション:24時間ゴミ出しOK
戸建て:地域の収集日・ルールに従う必要あり
特に子育て家庭からは、
「マンションの24時間ゴミ出しは便利すぎた」という声が多いです。
④ 資金計画が複雑になる
住み替えは今の家を売る、新しい家を買う
この2つが重なるため、資金計画が難しいです。
特に残債より安く売れると「売却損」が発生
先に買うと「二重ローン」になる場合がある
このあたりは専門的な調整が必要で、
Re・maisonでも慎重にシミュレーションしています。
4.住み替え成功のための“Re・maisonチェックリスト”
① 今のマンションの“実勢価格”を知る
固定資産税評価額やネット査定では正確ではありません。
千葉エリアは、同じマンションでも階数・向き・管理状況で大きく価格が変わるため、
まずは「本当の売却価格」を把握することが第一歩です。
② 新居の修繕・維持費を“数字で”把握する
戸建てはランニングコストに差が出ます。
●外壁塗装費の相場
●給湯器交換時期
●水回りの耐用年数
これらを把握するだけで、住み替えの不安はぐっと減ります。
③ 家族の5年後・10年後の生活動線を想定
●子どもの成長
●通学ルート
●親との距離感
●仕事の将来性
「今の暮らし」より「未来の暮らし」を軸に考えると、失敗しません。
④ ローンの借り換え・二重ローンリスクの有無
住み替えでは銀行調整が命です。
Re・maisonでは
「いまのローンを残したまま住み替えができるか」
を必ず事前に確認します。

5.千葉エリアの現場からわかる“住み替え判断ポイント”
① 新築戸建ては供給減+価格上昇
千葉市内では新築戸建てが減少し、土地価格も上昇。
今後も大きく値下がりする可能性は高くありません。
② マンション修繕費の値上げが今後も続く見込み
特に築15〜25年のマンションは
修繕積立金の「段階増額方式」による負担増が避けられません。
③ 中古戸建て×リノベーションの人気が急上昇
広さ・価格・カスタマイズ性
この3つで築20〜30年の戸建ては非常に選ばれています。










