
こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。今回は「マンションの最上階はやめた方がいいの?」というテーマについてお話しします。
マンションは階数が上がるにつれて価格も上がり、特に最上階は希少性が高いので人気も価格も高めです。
ですが、実際に住んでみた人の声を聞くと「思っていたのと違った」という感想も少なくありません。
この記事では、最上階の部屋に住むメリットとデメリット、そして後悔しないためのポイントを整理していきます。
高層階や最上階を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

1.最上階に住んで気づくデメリット
最上階の部屋は、住む前にイメージするメリットが多い反面、実際に暮らしてから「こんなはずじゃなかった」と感じるデメリットもあります。
代表的なデメリットは次の通りです。
価格が高く、新築でも中古でも割高になる
地震の時に大きく揺れる(耐震性があっても家具の転倒リスクが高い)
夏場は特に暑く、エアコンが効きにくいこともある
低層マンションでは屋上から侵入されやすく、防犯上の弱点になる場合がある
エレベーター待ちが長く、忘れ物をしたときにストレスが大きい
風が強く、洗濯物や布団を外に干しにくい
携帯の電波が弱いケースがある
水圧が低く、ポンプの劣化時には不便さを感じやすい
室外機の駆動音や台風時の風音など、特有の騒音がある
停電するとエレベーターが止まり、階段移動が大変になる
これらは「住んでから気づく」ことが多いため、後悔する人が多い理由ともいえます。
2.最上階のメリット
一方で、最上階ならではの魅力もあります。
高層階ならではの眺望と日当たり、風通しの良さ
上に部屋がないので生活音のストレスが少ない
外からの視線が入りにくく、プライバシーが守られる
ゴキブリなどの害虫が出にくい
希少性があり、資産価値やステータス性が高い
こうしたメリットに価値を感じられる人にとっては、やはり特別感のある住まいといえるでしょう。
3.最上階は買わない方がいい?それともアリ?
結論からいうと「価値観による」と言えます。
眺望やステータス、外からの印象を重視する方にはぴったりです。
逆に、住み心地や実用性を重視する方にとっては、デメリットの方が目立つかもしれません。
最上階の予算であれば、中層階や低層階のより条件の良い部屋を選ぶ方が、実際の暮らしやすさでは満足度が高いこともあります。
4.後悔しないためのチェックポイント
最上階を検討する際には、次のような点を確認しておきましょう。
建物の構造が免震や制振かどうか(揺れ対策)
断熱や遮熱性能が十分か(夏の暑さ対策)
防犯設備やセキュリティが整っているか(低層マンションの場合特に重要)
エレベーターの台数や運行効率
周囲の環境や風の強さ
これらを事前に把握し、自分の生活スタイルに合うかどうかを考えてみると安心です。
5.こんな人には最上階が向いている
最上階の暮らしが合うのは、例えばこんな方です。
見晴らしの良さを楽しみたい
周囲からの視線や音を避けたい
多少の不便よりも希少性や資産価値を重視したい
高層マンションで、揺れや防犯面に配慮された物件を選べる方
逆に、日常の利便性や快適さを優先する方には、他の階の方が向いている場合が多いでしょう。