
こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。
今日は「シングルマザーこそ家を買うべき?」というテーマを、できるだけわかりやすくお話しします。
賃貸は身軽ですが、家賃はずっと続きます。一方、持ち家はローン完済後に住居費を抑えられ、資産として残せるのが大きな魅力。
とはいえ、買い方や注意点を知らずに進めるのは不安ですよね。
ここでは、買うべき理由からローン選び、物件の見極め、事前準備までを順番に整理します。
あなたとお子さんの暮らしに合う形で、安心の一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。

1.シングルマザーこそ家を買うべき理由
まずは「なぜ買うのか」をはっきりさせましょう。
万が一の備えになる
住宅ローンには団体信用生命保険(団信)がセットされます。万が一のとき(死亡・高度障害など)に残債が保険で返済され、家は残ります。
三大疾病対応などのタイプもあり、住まいという形でお子さんに安心を引き継げます。
長期の資産形成に向く
同じ住居費でも、賃貸は払い続けて終わり。持ち家は返済が進むほど「自分の資産」が増えます。
立地や管理の良い物件を選べば、値下がりしにくく、いざという時の選択肢(住む/貸す/売る)も確保できます。
老後の住居費を安定化
家賃は将来もずっと発生し、値上がりリスクもあります。持ち家はローン完済後に住居費が大幅に軽くなります。
単身世帯は老後の収支がタイトになりがちだからこそ、住居費の固定化は安心材料になります。
ポイントは「物件選び」と「資金計画」。ここを丁寧に固めれば、持ち家は強い味方になります。
2.買う前に知っておきたい注意点
魅力が大きい一方で、見落としやすい点もあります。
予想外の支出と維持費
固定資産税・火災地震保険・修繕費は毎年/定期的に発生します。マンションなら管理費・修繕積立金が上がることも。
一戸建ては屋根や外壁、設備交換など大きめの支出がまとまって来ます。毎月の家計とは別に「住まい用の積立」を用意しておくと安心です。
ローン返済の波に備える
収入源が一つだと、病気やケガ、勤務先の変化に影響を受けやすくなります。無理のない返済額に設定し、緊急資金を確保。
団信の上乗せ補償(就業不能など)や医療・所得補償保険の活用も検討しましょう。
資金計画は現実的に
教育費のピークと住宅費が重なると家計が苦しくなります。家計表に教育費・保険・貯蓄を入れたうえで、毎月の返済上限を決めるのがコツ。
返済負担率は保守的に見積もるとブレに強くなります。
ここを押さえておくと、買った後の「想定外」をグッと減らせます。
3.シングルマザーの住宅ローン選び
ローンは「仕組みを理解→自分に合わせて選ぶ」が鉄則です。
金利タイプの基本
固定金利は返済額が安定し、長期の見通しが立てやすい反面、初期金利はやや高め。変動金利は当初低金利だが、上昇局面のリスクを伴います。教育費の山や収入の安定度をふまえ、無理なく続けられる方を選びましょう。
返済方法の違い
元利均等は毎月同額で計画が立てやすい。元金均等は初期負担が重い代わりに元金の減りが早く、総利息を抑えやすい。家計の波に合わせて、繰り上げ返済やボーナス併用の有無も含めて設計します。
フラット35という選択肢
長期固定で返済が安定。物件基準は厳しめですが、雇用形態や勤続年数に柔軟な面があり、
子育て世帯向けの金利引下げメニューが用意されることも。長期の安心感を重視するなら有力候補になります。
「無理のない予算」を先に決める
金融機関の「借りられる額」ではなく、あなたの家計の「払える額」を基準に。固定費を見直し、教育費の見込みを入れ、緊急資金の残し方までセットで考えるとブレません。
4.シングルマザーが狙うべき物件
住む・育てる・守るの目線で見ていきましょう。
立地と交通の利便性
通勤・通学の時間を短縮できる立地は、毎日の余裕を生みます。駅・バス停への距離、スーパー・病院・保育園や学童までの動線を現地で確認。
夜の明るさや人通りもチェックポイントです。
子育てに効く周辺環境
治安、学校・保育の評判、公園の使いやすさ、図書館・習い事の選択肢。小児科が近い、雨の日の移動が楽など、
日常の助かるが積み上がる立地は満足度が高いです。
長く住める条件
管理の良いマンション(清掃・掲示・修繕計画が機能している)/戸建てなら道路付けや日照、メンテのしやすさ。
段差や動線、収納の量など、暮らしのストレスを減らす間取りを選びましょう。
いざという時に売りやすい
駅距離・生活利便・学区人気・管理の良さはリセールに直結します。将来の変化に備え、流動性の高いエリアと標準的な広さの住戸を意識すると、
出口の選択肢が広がります。
5.失敗しないための事前準備
買う前の“段取り力”が安心を作ります。
ライフプランニング
収入・支出・貯蓄・教育費・保険を時系列で見える化。住宅費の上限、繰り上げ返済のタイミング、緊急資金の額を先に決めると、
物件選びもブレません。定期的な見直しも前提に。
事前審査は早めに
物件探しと並行して事前審査を通しておくと、良い物件に出会ったときにすぐ動けます。必要書類を揃え、複数行を比較すると選択肢が広がります。
維持費の試算
管理費・修繕積立金・固定資産税・保険料・光熱費を合算し、入居後の毎月キャッシュフローを事前にチェック。
将来の修繕・買い替えに備えた積立も忘れずに。
現地確認の徹底
時間帯を変えて2回以上。平日朝夕と休日の交通・騒音・治安・買い物動線を体感。
ベビーカーや自転車、雨の日の動き方まで想像してみましょう。
専門家に相談
不動産・ローン・保険の知識を一人でカバーするのは大変。
信頼できる担当者に、相場・管理・将来の売りやすさまで含めて相談しながら進めると安心です。
6.まとめ
マシングルマザーの住まい選びは、住居費を「支出」から「資産」に変えるチャンスでもあります。
団信で万一に備えられ、老後の住居費も安定しやすい——その一方で、維持費や返済の波に備える計画性は欠かせません。
ポイントは三つ。
1)無理のない予算と長期の資金計画を先に固める
2)リセールも意識して、立地と管理の良い物件を選ぶ
3)あなたの暮らし方に合うローンと返済方法を選ぶ
この三本柱が整えば、持ち家はあなたとお子さんの強い味方になります。迷いどころは人それぞれ。
気になる点があれば、遠慮なく相談してください。
あなたのライフプランに合わせた最適解、一緒に見つけていきましょう。
Re・maisonでは、千葉エリアを中心に物件探しのサポートを行っています。あなたのライフスタイルに合った住まい選びを一緒に考えていければ嬉しいです。