
こんにちは、Re・maison(リ・メゾン)の梅田です。
今回は 2025年8月の千葉市における中古マンション成約情報をもとに、
エリア別の動きや相場感をわかりやすく解説していきます。
千葉市は中央区を中心に商業・教育・交通の利便性が高く、ファミリーから単身者まで幅広く人気のエリアです。
8月のデータを見ると、エリアごとに相場や成約傾向に差が出てきているのが特徴でした。

1.千葉市の中古マンション市場全体の動き
2025年8月の成約件数の特徴
8月の成約件数は、前年同月比でわずかに増加しました。特に中央区・稲毛区では取引が活発で、利便性の高さが改めて評価されている様子がうかがえます。
一方で、緑区・若葉区は件数がやや減少傾向。駅距離や築年数の古さが影響し、需要が二極化している印象です。
平均価格と㎡単価の推移
市全体の平均成約価格は 約3,200万~3,400万円前後。
㎡単価では 55万~65万円台 が中心となっており、都内と比べれば割安感がある水準です。
2.エリア別の成約状況
●中央区の成約動向と相場
成約件数:市内で最も多い
平均価格:3,800万円前後
㎡単価:70万円台
「千葉駅徒歩圏内」「リノベ済み」「ペット可マンション」が人気。投資目的より実需の購入が多いのが特徴です。
●花見川区の成約動向と相場
成約件数:やや増加傾向
平均価格:2,600万~2,800万円
㎡単価:50万円台前半
ファミリー層に支持されるエリア。学区や公園環境を重視した購入が目立ちます。
●稲毛区の成約動向と相場
成約件数:前年より増加
平均価格:3,200万前後
㎡単価:60万円台前半
JR総武線沿線のアクセス良さが支持されており、築20年前後の物件が取引の中心。
●若葉区の成約動向と相場
成約件数:微減
平均価格:2,400万前後
㎡単価:45万円台
広さ重視のファミリー向け需要がある一方で、利便性を重視する層にはやや敬遠されがち。
●緑区の成約動向と相場
成約件数:減少傾向
平均価格:2,200万~2,400万円
㎡単価:40万円台
駅距離のある物件や築古のマンションが多く、成約スピードはやや鈍化。
●美浜区の成約動向と相場
成約件数:安定
平均価格:3,000万~3,200万円
㎡単価:55万~60万円前後
海浜エリアの魅力から、定住希望者・セカンドハウス需要も一定数存在。
3.8月の相場から見える購入・売却のタイミング
買い手に有利な条件とは?
緑区・若葉区は価格が比較的安定しており、広さ重視で探す人にとって好機
築古でもリノベ済み物件は人気。資産価値を維持しやすい
売り手が注意すべきポイント
中央区・稲毛区は需要が強く、売却タイミングとして有利
一方、緑区・若葉区は販売期間が長期化しやすいため、適正価格の設定と内装の見せ方が重要
4. 千葉市の中古マンション市場の今後の見通し
金利・ローン環境の影響
金利上昇の懸念がある一方で、千葉市は「都心までのアクセス」と「価格の割安感」から、今後も実需の安定した需要が見込まれます。
再開発・エリア価値の高まり
千葉駅周辺の再開発や、美浜区の臨海エリア整備により、今後さらに資産価値が上昇する可能性があります。
5.よくある質問(FAQ)
Q1. 千葉市のマンション価格は今後も上がる?
A. 全体では緩やかな上昇が続く見込み。ただしエリアや築年数で二極化します。
Q2. 売却するならどのエリアが有利?
A. 中央区・稲毛区は需要が強いため売却が有利。
Q3. 今から買っても遅くない?
A. はい。都内との価格差が大きいため、まだ割安感があります。