
こんにちは、Re・maisonの梅田です。
「マンションを買うのは結婚してから」「夫婦や家族で暮らすもの」というイメージは、昔は当たり前のようにありました。
ところが近年では、独身の女性が自分の資産として中古マンションを購入するケースが増えてきています。
実際、私たちのもとにも「そろそろ賃貸をやめて、自分の家を持ちたい」
「将来の備えとして資産を持ちたい」と相談に来られる独身の女性のお客様が少なくありません。
そこで今回は、独身の女性の中古マンション購入にスポットを当てて、
なぜ独身の女性の購入が増えているのか
購入時に気を付けたい具体的なポイント
新築より中古をおすすめする理由
おすすめの間取りや選び方
成功のためのパートナー選び
をわかりやすく解説していきます。

1.独身の女性のマンション購入が増えている背景
まずは「なぜ今、独身の女性のマンション購入が増えているのか」という点から見ていきましょう。
社会進出の広がり
ここ数十年で女性のキャリア形成は大きく変化しました。
内閣府のデータによると、1985年に勤続10年以上の女性の割合は24.9%でしたが、2012年には32.2%へと増加。
さらに上場企業の女性役員数は2012年から2019年の7年間で約3.4倍に増えています。
つまり、安定したキャリアを築き、一定の収入を得る女性が着実に増えているのです。
賃貸より「資産形成」志向へ
長年賃貸で暮らしていると「毎月の家賃がもったいない」と感じる瞬間が訪れます。
例えば家賃10万円を10年間払い続ければ1,200万円。これは資産として何も残らないお金です。
一方でマンションを購入すれば、同じ金額を支払いながらも「自分の資産」として残すことができます。
この考え方が、独身の女性のマイホーム購入を後押ししています。
将来への備え
「結婚するかわからない」「老後の住まいは自分で確保しておきたい」
こうした将来への不安から、早めに資産を持っておきたいという思いも強くなっています。
2.独身の女性だからこそ注意したい5つのポイント
では実際に中古マンションを購入するとなったとき、どんな点に気を付ければいいのでしょうか?
ここでは独身の女性だからこそ大切にしたい5つのポイントをご紹介します。
① ライフプランニングを立てる
購入時だけでなく、ローン完済後までの人生設計を考えることが大切です。
どんなライフスタイルを送りたいか
老後資金をどれくらい確保しておきたいか
無理のない返済計画はどのくらいか
例えば30歳で35年ローンを組めば、65歳で完済可能です。定年までに返し終える設計は大きな安心につながります。
ただし「旅行や趣味も楽しみたい」「老後資金も貯めたい」という気持ちも大切。
マンション購入が生活の全てを圧迫してしまわないように、収支バランスを見極めましょう。
② 金利タイプをしっかり選ぶ
住宅ローンは大きく3タイプ。
固定金利全期間型:返済額が変わらない安心感
固定金利期間選択型:一定期間だけ固定され、その後選択可能
変動金利型:金利が低く始めやすいが、将来的に上昇リスクあり
例えば「長く安定した計画を立てたい人」は固定金利が安心。
「今の低金利を活かしたい人」は変動金利を検討するなど、自分の性格やライフプランに合わせた選択が必要です。
③ 管理状態の良いマンションを選ぶ
中古マンションの資産価値を左右するのは「管理」です。
共用部分はきちんと清掃されているか
修繕積立金は適正に積み立てられているか
長期修繕計画があるか
これらを確認することで、安心して長く住めるかどうかが見えてきます。
過去に私が仲介した物件でも「築30年だけど管理が行き届いていて、
築浅マンションより資産価値が安定している」ケースは珍しくありません。
④ 流動性を意識する
「ずっと住むつもり」でも、人生には予期せぬ変化があります。
結婚・転勤・介護などで住み替えが必要になることも。
その時に売れやすいかどうか=流動性は大事な視点です。
駅から遠すぎる、管理状態が悪いマンションは、将来売却時に不利になる可能性があります。
⑤ 間取りは2LDKがおすすめ
一人暮らしだからといって1LDKに絞らなくても大丈夫。
むしろ2LDKを選んでおくと、次のようなメリットがあります。
将来結婚や同居になっても対応できる
在宅ワークや趣味部屋に使える
売却時に需要が高く有利
千葉エリアでは1LDKの流通量が少ないため、資産性を考えても2LDKがおすすめです。
3.新築より中古マンションをおすすめする理由
独身の女性にとっては「新築より中古」が現実的かつ安心できる選択です。
価格が抑えられる
同じ予算でも広さや立地の選択肢が広がります。
物件数が豊富
千葉エリアでも中古市場は動きが活発で、選択肢が多いのは中古ならでは。
管理状態や住人の雰囲気がわかる
既に入居者がいるため、どんな住民層がいるか、管理が行き届いているかを確認できます。
新築は魅力的ですが「入ってみないと分からない」部分が多く、住み始めてから後悔するケースもあります。
その点、中古マンションは実際の暮らしがイメージしやすいのがメリットです。
4. 実際の購入事例から学ぶ
ここで、過去にRe・maisonでお手伝いした独身の女性のお客様の事例をご紹介します。
事例①:30代前半・千葉市勤務の会社員
年収:420万円
購入物件:千葉市中央区 2LDK 2,000万円
ローン:フルローン、月々約5.6万円返済
「家賃と同じ金額で自分の資産を持てるなら」と購入を決意。
結果的に、資産形成と将来の安心を手に入れたと喜ばれています。
事例②:40代前半・都内勤務の会社員
年収:500万円
購入物件:市川市 3LDK 3,000万円
ローン:頭金100万円、月々約8.3万円返済
「仕事柄、将来どうなるか分からないからこそ資産を持ちたかった」との声。
管理状態が良い物件を選んだため、万一売却することになっても安心できる選択に。
5.成功のカギは「信頼できるパートナー選び」
独身女性が安心してマンションを購入するには、不動産会社選びも重要です。
ローンのシミュレーションを一緒にしてくれる
管理状況を丁寧に調査してくれる
売却時まで見据えたアドバイスをしてくれる
こうしたサポートがあるかどうかで、購入後の安心感は大きく変わります。
Re・maisonでは「購入して終わり」ではなく、その後の暮らしまでサポートしています。