
こんにちは、Re・maisonの梅田です!
「築60〜70年のマンションって、もう資産価値はないんじゃないの?」 「古すぎて売れないし、買うのも不安…」 不動産を検討されている方から、こうした声を聞くことが少なくありません。 確かに築年数が進むことで、老朽化や耐震性への懸念、管理状態の不安などが生まれやすいのは事実です。しかし、それだけで物件の価値がゼロになるかというと、決してそうではありません。
今回は、【築60〜70年のマンションは本当に価値がなくなるのか?】というテーマについて、不動産業界での実体験も交えながら解説します。特に築古物件を検討されている方にとって、参考になるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
1.築年数よりも立地が価値を決める
不動産において一番重要なのは
「築年数」ではなく「立地」である
——これは業界内で広く知られている事実です。
例えば、駅徒歩5分以内、生活施設が整ったエリアにある物件であれば、築50年を超えていても需要が絶えません。むしろ、築浅であっても不便な立地にある物件の方が売れ残るケースすらあります。
「築年数が古いから価値がない」と決めつけてしまうのは、物件の本質を見誤る原因になります。
2.築古でも売れ続けている実例
私たちが扱っている千葉市エリアでも、1966年築(2025年時点で築59年)の稲毛団地などは、今でも安定して成約が出ています。
なぜか?
・駅近(利便性が高い)
・月々のランニングコスト(管理費・修繕積立金)が抑えられている
・落ち着いた住環境と広めの敷地 など
実際に暮らす人の「リアルな価値」に応えているからです。
築年数だけでは測れない、生活のしやすさや安心感こそが選ばれ続ける理由なのです。
3.古い=ダメ」は過去の価値観
1980年代、バブル期を中心に「新築信仰」が強かった時代には、「築年数が経てば価値がなくなる」という考えが根付いていました。
しかし現代では、
・リノベーションの普及
・管理組合による積極的なメンテナンス
・耐震補強などの改善策
が整備され、「古くても中身がしっかりしていれば価値がある」と認識されるようになってきています。 実際に、築古マンションを購入して自分好みにリノベーションする若年層の方も増えてきました。
彼らにとっては、築年数の古さよりも「自分らしい暮らし」ができるかどうかが重要なのです。
4. 築古物件で気をつけたいポイント
もちろん、築古マンションを購入する際には注意すべき点もあります。
代表的なものとしては以下の通りです。
・耐震基準:1981年以前の旧耐震基準で建築されている物件は、耐震補強の有無を確認しましょう。
・修繕積立金:不足していれば将来的に大規模修繕での負担が大きくなります。
・長期修繕計画書:これが整っているかどうかで、管理体制の信頼性が判断できます。
・劣化状況:外壁のヒビ、給排水設備の老朽化などは購入前にチェック。
これらの点にしっかり目を配れば、築古でも安心して購入できる物件に出会うことは可能です。
5.むしろ築古の方がメリットがあるケースも
築年数の古い物件の中には、今では手に入らないような魅力があるケースも少なくありません。
・敷地にゆとりがある(空が広い、植栽が多い)
・駐車場が平置きで使いやすい
・間取りが広く、構造がしっかりしている
こうした点は、建築基準の緩かった時代だからこそ実現できた特徴です。 さらに、価格も新築や築浅と比べて抑えられる傾向があるため、「予算を抑えつつ、便利な場所で広い住まいを手に入れたい」という方にとっては、築古マンションこそ狙い目とも言えるのです。
6.まとめ〜“中身”を見極める目を持とう
「築年数が古い=価値がない」と思い込むのは、もう時代遅れかもしれません。 これから日本全国で、築60年・70年といった物件がどんどん増えていきます。その中でも「立地がよく、管理がしっかりされている物件」は、今後も確実に選ばれ続けるでしょう。
Re・maisonでは、築年数だけにとらわれない“本当に価値ある物件選び”をサポートしています。築古でも、安心して暮らせる魅力的な住まいを一緒に見つけましょう。