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手付金とは?不動産売買で“損しないため”に知っておきたい基礎知識と注意点
2025-07-24 2025-07-24

手付金とは?不動産売買で“損しないため”に知っておきたい基礎知識と注意点

手付金とは?不動産売買で“損しないため”に知っておきたい基礎知識と注意点

こんにちは、Re・maisonの梅田です!
不動産の購入を検討する際、「手付金」という言葉を耳にすることがあると思います。売買契約を進めるうえで重要なステップであるにも関わらず、詳しい仕組みや意味を正しく理解していない方も多いのが実情です。そこで今回は、「手付金とは何か?」という基本から、実際にどのように取り扱われるのか、トラブルを防ぐための注意点までを徹底的に解説していきます。不動産取引を安心・安全に進めるための大切な知識として、ぜひ最後までご覧ください。

1.手付金の基本的な役割と意味

手付金とは、不動産売買契約時に買主が売主へ支払う金銭であり、契約をより確実にするための“意思表示”とも言えるものです。この制度は不動産取引において極めて重要な役割を担っており、買主・売主双方にとって大きな意味を持ちます。「手付金」は不動産の売買契約は、契約を結んでからすぐに物件が引き渡されるわけではありません。

通常は契約締結から1ヶ月ほどの準備期間があり、その間に住宅ローンの本審査、各種書類の手配、引き渡し前の最終確認などが行われます。その間にどちらかが一方的にキャンセルをしてしまうと、もう一方は大きな損害や手間を負うことになります。そこで、その抑止力として活用されるのが手付金です。

2.手付金の支払いと相場

手付金は買主から売主に対して売買契約の締結時に支払われる金銭で、一般的には物件価格の5〜10%程度の金額が目安とされています。ただし、金額に法的な上限はなく、売主・買主双方の合意により設定されます。現実的には数十万円から数百万円になることが多く、契約書に明記されることが必須です。

3.手付金の3つの種類と法的効力

手付金には、大きく分けて次の3つの意味があります。
1つ目は「証約手付(しょうやくてつけ)」です。
これは、売買契約が正式に成立したことを証明するための手付金です。双方が「契約したことに間違いがない」と確認し合う、いわば契約の証拠としての意味合いです。

2つ目は「解約手付(かいやくてつけ)」です。
これは契約を途中で解除する権利を保持するためのものです。
買主が契約後に何らかの事情で購入を断念したい場合、手付金を放棄することで一方的に契約を解約することができます。逆に売主側が解約する場合は、買主から受け取った手付金を返還し、かつ同額を上乗せして支払うこと(=手付倍返し)が義務づけられます。

3つ目は「違約手付(いやくてつけ)」です。
これは、契約内容に違反した場合に適用されるもので、例えば引き渡し期限を守らなかった、必要な手続きを怠ったなど、相手に損害を与える行為があった場合の“罰金”的な意味合いを持ちます。
この場合、契約の違反内容や損害額の大小に応じて、手付金の返還義務や追加賠償の要否が問われます。

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4. 解約と違約の違いに注意

ここで注意しておきたいのは、「解約手付」と「違約手付」は混同されやすいという点です。

解約手付は契約解除が前提であり、一定のルールに則って解約が可能ですが、違約手付はあくまでも契約違反があった場合の制裁的な意味を持っています。
これらは契約書にどの手付金として定義されているかによって、法的な効力が変わりますので、不動産契約を交わす際にはしっかりと確認しておくことが重要です。

5.まとめ|トラブルを防ぐための知識と準備

手付金を支払う際は、現金または銀行振込で支払うことが一般的ですが、その後の手続きによっては住宅ローンの借入金から相殺されるケースもあります。また、物件価格の全体に対する手付金の割合が高すぎる場合、消費者契約法に基づき「過大な損害賠償」として無効になる可能性もあります。このため、金額設定にもバランスが必要です。
手付金を支払った後に契約解除を申し出る場合には、原則として売主の承諾は必要ありません。これは買主にとって安心材料の一つでもありますが、一方でタイミングを誤るとローン特約による解除との混同や、引き渡し直前での解除によるトラブルの原因にもなります。

とくに「住宅ローン特約」付き契約で、ローン審査に落ちた場合のキャンセルは手付金放棄が不要になる点も併せて知っておくべきです。 手付金に関連するトラブルも少なくありません。例えば、「手付金を支払ったのに、売主側がキャンセルして返金に応じない」「ローン審査に落ちたのに手付金を返してもらえない」など、法的な理解不足が原因のケースが多く見られます。
こうしたトラブルを防ぐためにも、契約書の内容を十分に理解し、不明点があれば必ず担当者や専門家に確認をとることが肝心です。

手付金とは、単なる“頭金”ではなく、不動産売買契約そのものの信頼性と安全性を担保する重要な制度です。その金額の設定、種類の理解、契約書への明記、そして万一の際の対処方法まで、正しく理解しておくことがトラブルを未然に防ぐカギとなります。
Re・maisonでは、こうした不動産売買にまつわる複雑な手続きや仕組みも、お客様一人ひとりに寄り添って丁寧にご説明し、安心・納得のいく取引ができるよう徹底サポートいたします。初めての購入でも、わからないことはすべてご相談ください。

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ページ作成日 2025-07-24

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