
こんにちは、Re・maisonの梅田です!
はじめての住宅購入。物件を見に行く“内見”はワクワクする反面、「どこを見ればいいの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか? 実はリフォーム済みの中古マンションなど、パッと見では気づかない“落とし穴”も…。 今回は、初めての内見で「ここはチェックしておいて!」という5つのポイントをご紹介します! 住宅購入を検討している方が、初めて内見をする際に見落としがちな重要ポイントを、僕自身が経験した具体的なエピソードも交えながら解説します。
1.マンションの外観・大規模修繕の状況を確認
マンションを見に行くと、まず目に入るのが「外観」ですよね。特に築年数が経っているマンションの場合は、計画的な大規模修繕工事が行われているか、外観の状態をチェックしましょう。
実際にあったケースとして、築12年ほど経過したマンションで、外観が黒ずんで塗装が剥がれている物件を案内しました。お客様はその見た目だけで購入を見送ったのですが、実はそのマンション、翌年には大規模修繕工事が予定されていました。こうした情報は重要事項調査でしっかり確認できるため、見た目だけで判断するのはもったいないです。
「マンションの外観がボロボロ=管理が悪い」とは限らず、直近の修繕計画も合わせて確認することが重要です。
2.玄関扉・窓サッシは共用部分でリフォーム不可!
玄関扉や窓サッシは実は共用部分であり、専有部分ではないため、自由にリフォームすることはできません。古い窓サッシの場合、開閉が重かったり、網戸がガタガタして外れやすいなどの不具合が生じることもあります。これらが新しく交換されている物件では、快適性が大きく向上します。
しかし、玄関扉や窓サッシの交換は、車に例えるとボディの撥水コーティングを施すレベルの話です。車にとって本当に重要なのはタイヤやエンジンであり、マンションでいうと配管や外壁の修繕に相当します。タイヤがすり減っていれば事故のリスクが高まりますし、エンジンなどの重要部品が壊れれば深刻な問題を引き起こします。実際に高速道路で炎上する車両を見かけることもありますが、これはまさに基礎的なメンテナンスの重要性を示しています。
そのため、大規模修繕では配管や外壁塗装などの基礎部分の修繕が優先されるべきです。これらをきちんと修繕したうえで、玄関扉や窓サッシを新しくするのが理想的な順序です。逆に、基礎部分を後回しにして窓サッシや玄関扉だけを交換するようなマンションは注意が必要です。
3.家電搬入ルートの確認は必須
意外と見落とされるのが「家電の搬入ルート」です。実際に僕自身が経験したケースですが、自宅のリビングが2階のため、冷蔵庫が階段のところで引っかかってしまい搬入することが出来ず、クレーンを使って搬入したことがあります。また、ドラム式洗濯機も同じく会談で引っかかってしまうところでしたが、こちらは手すりを外すことで搬入することが出来ました。ただし、手すりは取り外すのは簡単なのですが、取り付けるのはかなり大変なので、そこはお金を払ってでも業者さんにお願いする方が良いと思います。わたしは部屋の扉なども大人二人であれば取り付けも難なくこなせますが、一人でやる場合はかなり大変です。
僕の家は戸建てだったので対応できましたが、マンションの場合、道路の使用許可が下りないとクレーン搬入もできないことがあります。
あるお客様のケースでは、1階住戸だったのですが、マンション前が公園の前だったためクレーン車の使用許可が取れず、結局冷蔵庫が搬入できなかったということもありました。内見時は玄関や廊下、各ドアの幅もしっかり測り、搬入経路を確認することが重要です。