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【★超重要★ 旧耐震基準と新耐震基準の違いとは?】
2024-07-20

【★超重要★ 旧耐震基準と新耐震基準の違いとは?】


こんにちは、Re・maisonの梅田です。

みなさま、
旧耐震基準と新耐震基準の違いは
ご存じですか?

【 耐震基準とは 】

耐震基準は、地震動の揺れに対し、
建物が倒壊・崩壊せずに
耐えることのできる性能を、
建築基準法において規定するものです。

日本での建築に関する最初の法律は、
「市街地建築物法」です。
1919年に制定されましたが、
このときは木造のみの基準でした。
1923年(大正12年)9月1日の
関東大震災を経て、
1924年(大正13年)に「市街地建築物法」は
改正されここで耐震基準が加わりました。

その後、1950年に「市街地建築物法」は
廃止となり、同年に「建築基準法」が制定され、
今でいう旧耐震基準ができました。

【 旧耐震基準 】

旧耐震基準は、1950年から施行され、
1981年5月までの約30年にわたり
運用された耐震基準です。
その基準は、10年に一度発生すると考えられる
中規模の地震動(震度5強程度)に対して、
家屋が倒壊・崩壊しないというものでした。

したがって震度5強よりも大きくなる
大規模の地震動(震度6強~7程度)
は想定されていませんでした。
当時は、大規模の地震動に対する
耐震技術の開発も
追いついていなかったと考えられます。

【 新耐震基準 】

新耐震基準は、
1981年6月から施行されました。
ここで規定された基準は、
中規模の地震動(震度5強程度)で、
家屋がほとんど損傷しない大規模の
地震動(震度6強~7程度)で、
家屋が倒壊・崩壊しない、
ただし多少の損傷は許容というものでした。
ここの基準が、現在も適用されいます。

新耐震基準が定められた背景
上記の新耐震基準が規定された背景は、
1978年(昭和53年)に発生した
宮城県沖地震による建物の甚大な被害です。

地震の規模・被害状況は、
マグニチュード:7.4 震度:5(仙台市)
人的被害:死者27名、負傷者10,962名
建物被害:全壊1,377棟
半壊6,123棟、一部破損125,370棟
でした(宮城県内)
この被害を教訓として、
新耐震基準が導入されました。

【 旧耐震基準と新耐震基準の確認方法 】

旧耐震基準の建物と
新耐震基準の建物との見分け方は、
確認申請承認日(建築確認日)
でみることができます。

旧耐震基準の建物
1981年(昭和56年)5月31日までに
確認申請承認を受けたもの

新耐震基準の建物
1981年(昭和56年)6月1日以降に
確認申請承認を受けたもの

注意点としては、建物の竣工日(完成日)
や表示登記日ではないという点です。

1982年12月に
竣工したマンションであっても、
確認申請承認日が1981年5月31日以前の
日付になっている場合は、
そのマンションは旧耐震基準の建物となります。

【 まとめとして 】

2024年1月1日に石川県能登半島地震があり、
家を購入しようと考える方にとって
耐震基準については
非常に関心があることなのかと思います。

当社としては、旧耐震基準だからダメ
だということはありませんが、
耐震基準の概要だけでも
把握しておくことは、
生命に関わる問題ですので重要です。

ただし、耐震基準も重要ですが、
その他の自然災害(高潮・洪水・土砂崩れ)
なども総合的に考慮して、
住宅を購入されることをおすすめします。

正しい知識をもって
購入の選択していただければと思っております。

 

ページ作成日 2024-07-20

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